エトリケンジ　Kenji Etori｜プロフィール

エトリケンジ　Kenji Etori｜プロフィール京都を拠点に活動する現代美術作家。スチールネットを素材に、生命の儚さと力強さを併せ持つ、繊細かつスタイリッシュな造形作品を国内外で多数発表する。その作品世界は、存在の空虚さや人間の内面を映し出し、観る者の感情に深く訴えかける。

また、作品に内包される作家自身の内面の複雑さと感情的な深さは、複雑な現代を生きる人々の共感を呼び起こし、現代人の心のあり様を鋭く描き出している。

近年の主な展示としては、京都・二条城や御寺泉涌寺といった歴史的建築空間でのインスタレーション、2016年パリ・マレ地区での個展、2018年以降に展開しているファッションデザイナー・コシノヒロコ氏とのコラボレーションなどがある。さらに、パリ・ルーブル美術館やバルセロナ欧州近代美術館での展覧会への出展、アートフェア東京やイタリア・フェラーラアートフェアをはじめとする国内外のアートフェアでの発表の他、毎年の個展開催や、さまざまな企画展への参加など多岐にわたる活動を行っている。また、2023年および2024年にはフィレンツェとミラノにおいて国際賞を受賞。映画や演劇といった異分野のクリエイターとの親交も深く、フランスやイタリアをはじめとする海外のアーティストや関係者との交流も活発に行っている。

京都精華大学美術学部卒業。2025年10月現在、京都美術工芸大学芸術学部 特任教授。

Kenji Etori｜Profile